開放感溢れる青い海と青い空。そして澄んだ空気がゆるりと流れる小浜島。

石垣島や西表島で有名な八重山諸島。その中心に位置していることから小浜島は「八重山のてんぶす(へそ)」と言われています。
2001年に放映されたNHKの連続テレビ小説『ちゅらさん』の舞台として有名になったこの島には、今でも放映された当時の風景が残っています。
360°広がる大パノラマの景色を見ることができる大岳(うふだき)、両側にはさとうきび畑が広がるドラマ「ちゅらさん」で有名なシュガーロードや島の面積の約5分の1をしめるリゾート施設などなど。
小さな島ですが、八重山諸島の青い空と海を満喫できるスポットが盛りだくさんです。
名作『ちゅらさん』で一躍有名に
2001年に放映されたNHKの連続テレビ小説『ちゅらさん』。
ちゅらさんとは、沖縄の言葉で「美しい」の意味し、その名のとおり美しい沖縄の風景と美しい人間関係を描きました。
そんな『ちゅらさん』の舞台となった小浜島には今なお多くのスポットがロケ地として有名です。

一本道が特徴のシュガーロードや、石垣に赤瓦という昔ながらの沖縄を感じられるこはぐら荘など撮影当時の景色が今も残っています。
自転車やバイクに乗って、まさに“ちゅらさん”な島を観光してみるのはいかがでしょうか?
© 竹富町観光協会

サンゴの海と八重山諸島を見渡せる絶景スポット
標高約99mの大岳(うふだき)は島内で一番高い山。その山頂には小浜島が誇る絶景スポットの展望台があります。
眼下にはサトウキビ畑や牧草地が広がり、島を囲むサンゴ礁の美しい海や鳥のように見える島の輪郭などを360度の大パノラマで見渡すことができます。
そして遠目に見えるのは、石垣島や西表島を代表とする八重山の島々!
展望台に登った疲れも吹き飛ぶ大絶景は小浜島でも必見なことまちがいなしです。

そして小浜島にはもうひとつ絶景スポットがあります。それが「ちゅらさん展望台」ともいわれる西大岳展望台です。
大岳のすこし西側にあるこの展望台は、高さでは大岳展望台に少し負けますが、目の前に西表島がひろがるその眺めは決して劣りません。
そして眺めだけでなく上り下りが楽なこともポイントのひとつ。ちゅらさんの碑と西表島を眺めながら休憩する人も多くいます。
© 竹富町観光協会

小浜島の歴史
この島の歴史的な史実を記した文書はほとんどありませんが、豊富な農耕地や小高い丘を中心とした地形など、小浜島は人が住むのに適したところでした。
そのため集落がいくつか点在し、住民たちは平和に穏やかに暮らしていたと思われています。
いま多くの住居は島の内地にありますが、その昔はトゥマールビーチなどの海岸沿いに人が住んでいたと言われています。
波がとてもしずかな海岸では、今も昔も穏やかな風が人々の体を包んでくれます。
© 竹富町観光協会

小浜島のグルメ
この島の名物には透き通った海で太陽の恵みをたっぷり浴びたプルプルの天然もずく。
マリネや酢の物、唐揚げで食べる絶品のイイダコ(ムンツァマ)、小浜島の在来大豆(クモーマミ)で作られたゆし豆腐などがあります。
天然もずくは天ぷらにしても非常に美味!
© OCVB

その他にも八重山そば、ラフテー、青い魚(イラブチャー)の刺身、南国ならではフルーツなどなど。
ホテルのレストランでも良し、地元の居酒屋でゆっくりと島時間を満喫するも良しです。

Photo Gallery小浜島をめぐる風景です。
