琉球時代から人々に愛されてきた「球美の島」

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沖縄本島から西へおよそ約100kmの位置に浮かぶ久米島。沖縄県内で5番目の大きさをもつこの島は、かつて貿易が盛んだった琉球時代から、その美しさを讃え「球美の島」と称されてきました。今なおその美しさは変わることがなく、島のほぼ全域とその周辺海域が沖縄県で初の県立自然公園に指定されています。
そんな久米島の魅力といえば、なんといっても手つかずの大自然です。「ハテの浜」や「ミーフガー」の他にも、日本の渚百選にも選ばれた「イーフビーチ」や、天然記念物にも指定されている「畳石」など、久米島でしか見ることのできない自然を満喫できます。
東洋一美しいと称される「ハテの浜」
久米島に来たら必ず訪れていただきたいのが、「ハテの浜」です。その正体はなんと、全長7kmの砂浜だけでできた無人島です。
エメラルドグリーンの海に、真っ白な砂浜が7kmにも連なる景色は、この世のものと思えないほどの美しさ。島に降り立てば、360°どこを見渡しても海ばかりの大絶景が広がります。
島では、シュノーケリングで熱帯魚を楽しむのもよし、砂浜をのんびりと歩くのもよしと、まるで天国のようなゆったりとした時間が流れています。
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子宝を祈願するパワースポット「ミーフガー」
方言で「女岩」を意味するミーフガーは、島の北西部にそびえ立つ、高さ20mほどの岩礁のことです。潮風に侵食されてできた岩の割れ目があることから、久米島では女性のシンボルとされてきました。
そして、このミーフガーには「女性がこの場所で祈ることで子宝に恵まれる」という古くからの言い伝えがあります。今でも、多くの人が色んな想いをもって訪れるパワースポットとなっています。
5月になると海岸にはテッポウユリが咲き乱れ、とても美しい景色が広がります。また、7月の中旬から数週間は、岩の割れ目から日の出を見ることもできます。
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日本の渚百選にも選ばれた、久米島のメインビーチ「イーフビーチ」
日本の渚百選にも選ばれたことのある「イーフビーチ」は、サラッサラの白砂が広がる全長2kmの久米島のメインビーチです。
このビーチの特徴はなんといっても、波が穏やかなことと遠浅の海。そのためマリンスポーツにも、ゆったりと波を感じるにも最適なビーチになっています。ビーチの周辺にはリゾートホテルの他、ダイビングショップやコンビニ、飲食店まで揃っていて、海を満喫するのに困りません。
また、散歩にも最適で、日の出を見ながらの早朝散歩や、波の音を聞きながらの星空観察散歩を楽しむことができます。
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幽霊はでないけど「おばけ坂」??
島の北側の県道242号線から小道に入っていくと、「おばけ坂」の標識とともにちょっとした「坂」が見えてきます。一見、何の変哲もない坂ですが、その正体は「下り(上り)坂に見えて、実は上り(下り)坂」というものなんです。
坂の絶妙な勾配や、周囲の木の生え方や地形など、色んな要素が組み合わさってできた、自然界の錯覚現象!
車のギアをニュートラルに入れたり、ボールを置いたりしてみると、コロコロと上り坂を上っていくという奇妙な様子を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
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Photo Gallery久米島をめぐる風景です。
