「奥尻島フットパス」を歩いて、大自然と島の生活を体感してみよう

「フットパス」とはイギリス発祥の言葉で、地域に昔からあるそのままの風景を楽しみながら歩くことができる「遊歩道」のことです。観光に訪れた方が自由に農村や市街地などのコースを歩き、島の景観を楽しみ、「地域を知る」、「地域とつながる」といった意味もあります。
島内に「奥尻島フットパス」という4つのコースがあります。奥尻空港周囲の海岸線や牧草地を巡るコース(※現在閉鎖中)、いそ舟が並ぶ海岸線や漁港、夕日が美しい南端の岬を巡るコース、海岸線に伸びる深い森を抜けて市街地を巡るコース、国後島から入植してきた西部地区を巡るコースです。
それぞれのコースに美しい大自然・島の歴史・島の暮らし・島で起きた震災のなど奥尻ならではの魅力が溢れています。島の大自然、島の方々の実際の暮らしに触れながらゆったりと流れる「島時間」を体験してみてはいかがでしょうか?
透明度抜群!! “オクシリブルー”
奥尻島の海は「オクシリブルー」といわれ、透明度25mと青く澄んだ海が広がります。見るポイントごとに表情を変え、特に西側のエリアは沿岸に道路がないので大自然が目の前一杯に広がっています。
もちろん島内にはいくつかの海水浴向けスポットがあり、中でも「東風泊海岸」は更衣室・シャワー・トイレを完備しているため、多くの観光客や地元の人々で賑わっています。
ここでは海水浴はもちろんマリンアクティビティも大人気です。風と一体になれるウインドサーフィンや、海の上を散歩するかのように楽しめるシーカヤックなど、思い思いの方法でオクシリブルーを目いっぱいに体験できます。

奥尻島のご当地グルメ「ホッケの半熟」!?
ホッケにこんな食べ方があるのをご存じでしょうか?
ホッケは鮮度が落ちるスピードが速く、焼いたり・煮たりしないと食べることのできない魚です。漁師さんが沢山いて、新鮮なまま味わえる奥尻島ではホッケのしゃぶしゃぶが島の家庭でごく普通に食べられているそうです。まさに「漁師めし」そのもの!
地元ではしゃぶしゃぶとは言わず「半熟」と呼ぶそうです!?

1年中、美味しい「海の幸」が楽しめる!
1年中食べられる食材から、旬でしか食べられない食材まで、島食材が奥尻島には沢山あります。そのなかでも特にウニやアワビ、イカといった新鮮な海の幸がドッサリ盛沢山♪
獲れたてて新鮮なだけでなく、ウニやアワビなどの高級食材もお手ごろな値段でたっぷり楽しめるのが奥尻島グルメの一番オイシイところ!
これぞ「島旅」ならではの最高の贅沢をおなか一杯になるまで味わい尽くしてみませんか?

ユニークな奇岩「鍋釣岩」を撮ろう♪
島の周囲には岩礁や奇岩が多数存在し、シンボルとなっているこの「鍋釣岩(なべつるいわ)」もその一つです。「鍋釣岩」は奥尻島の象徴的な天然の岩石。自然の浸食によってアーチ状になり、鍋に付いている弓のような取っ手に似ていることからこの名が付いたそうです。
夜にはライトアップされ、もしタイミングがよければ沖の漁火をバックに幻想的な姿が見られます。また、朝日や夕日に照らされた姿も神々しく一見の価値あり!
カメラ女子にはおすすめのスポットです♪

離島でつくるワイン「奥尻ワイナリー」
「奥尻ワイナリー」は日本でも珍しい離島にあるワイナリーで、1993年奥尻島を襲った北海道南西沖地震からの復興の一環として生まれました。ぶどうの栽培からワイン製造・出荷までを全て奥尻島だけで行っています。
島では一年中、海から風が吹いているので潮風によって多くのミネラルが運ばれます。そのため奥尻ワインに使われるぶどうは、海から運ばれたミネラル分をたっぷり含んだ土で育つので潮風の香りがする個性的な味わい!
海に浮かぶ離島ならではの味わいのワイナリーに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

Photo Gallery奥尻島をめぐる風景です。
